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秋田市横森新築O様邸 基礎工事(基礎断熱一体施工)

基礎断熱一体施工(パフォームガード60mm+60mm)で基礎工事をしました。

この方法の一番のメリットは、地震剛性と白蟻が入りにくいことです。(白蟻のことなので、絶対大丈夫とは言えませんが、通常の基礎よりも内部へ圧倒的に入りにくいです)

外周部に基礎立ち上がりと、写真の鉄筋が交差している部分に独立基礎2ヶ所だけ設けます。基礎の空間を利用して、エアコン1台で基礎の端から端まで暖めます。

布基礎などの立ち上がりがあると、空気の流れが悪くなりエアコンで暖房をするときに効率がわるくなるので、このように床下が一つの地下室になるようにスッキリした基礎を設計して造っています。(当社では、布基礎、ベタ基礎、いろいろな基礎施工方法がありますが、どの工法を選択するのかは、その家を建てる目的に対して最適な方法を選択して設計施工していますので、工法にこだわりはありません)

エアコンを利用して床下を蓄熱層(基礎底盤は200mm標準)として家全体を暖めることに対して疑問に思っている人も居るようです。最近聞いた話ですが、床下にエアコンをつけると床下のコンクリートの粉が床下から噴き出してきて室内の空気が汚れるとか、アレルギー(アレルギーの種類によりますね)があるから心配だという事でした。このお話しを聞いて大きな誤解をしている事が分かりました。まず、床下暖房を行うための基礎は、ホコリが出るようなコンクリートは使用しません。つるつるしています。もちろん掃除もしますのでキレイです。床下にエアコンの熱を送風しますが、ホコリが舞い上がるほどの風圧はありません。基本は、蓄熱されてほのかに熱(輻射熱暖房のように)が全体に伝わるようになっています。床にスリットを設けていますが、そもそもは窓からの冷たい冷気を床の上を走らないように床下へ落とし込む為に設置をしています。床のスリットからは送風されているような強い空気は出ないのです。

基礎断熱を蓄熱層としてエアコンで暖める方式のイメージは、キレイな地下室にエアコンをつけてそこから輻射熱で家全体を暖めようとしていると考えて頂いたらいいと思います。

室内の空気環境の事を言いますと、床下の環境より問題なのがダクトを張り巡らす送風設備です。例えば送風排熱設備、マルチエアコンや熱交換器の配管の衛生管理が大切だと思います。当社でもマルチエアコンや熱交換器を使用しますので、ダクト管の掃除やメンテナンスの方法を考え悩むことがありました。そこで、解決策として当社では、ダクト管の短いモノやメンテナンス方法が確立しているものを仕様しています。

 

 

200mmのスラブが出来上がります。

下に見えるのがパフォームガード断熱材です。

 

一体仕上は基礎立ち上がり部分を水平に施工するのが大変なんです。

 

お隣の植栽も元気に成長しています。

 

今年引き渡しをさせて頂きました、お隣のS様邸の水場の石積み木庭です。雨が降って緑が生き生きして、雑草(個人的に雑草が大好きです)も生き生きしていました。可哀想でしたが、少し雑草は抜かせて頂きました。植物もかわいいですね。

「ヨシのいえ」

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