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杉外壁材の黒変現象について2019年02月17日

当社では主にタンニンと金属イオンの反応を利用して防カビと撥水効果を得ることの出来ると言われる自然木材保護材を使用しています。

杉の外壁は時間の経過と共にグレーや黒く色が変化していきます。それが、風合いとしてイイと思うのですが、たまに質問を受けることがあります。この黒いのはカビですか?と言う質問です。

答えは、カビではありませんが、簡単に説明ができません。(誰か簡単に説明出来る資料がありましたら教えて下さい)

 

黒いモノの不安を取り除く為に調べました。

調べた資料によるとまだまだ究明する必要があるとのことです。(奥が深いと思います)

結構古そうで、いつの文献かはわかりませんが参考までにどうぞ。

<一部抜粋>

一般に木材の変色,汚染等の現象は,拍出成分に起因することが多く,スギ黒心材については藤岡・高橋らの詳細な観察ならびに研究があり, それによるとアルカリによって顕著な呈色反応を示す特殊成分が心材中に存在し,本物質が,立地あるいは傷のために材中の蛋白質の分解で生成したアンモニアによって呈色し, 心材黒変を誘致するものと推定している。また, アルカリによって着色する成分については,川上, 東らの研究があって,東は本物質をhydroxyhydroquinone の一種と推定しているが,現在までに分離,確認されたスギ材の抽出成分は, テルベノイドならびにβ-sitosteroI であって, 藤岡らのいわゆる特殊成分に相当するものは見られない。しかし,木材化学研究室においてスギ心材の抽出成分を検討中,エーテノレ可溶部からフェノール性物質が結晶性に得られ,なお,その分離,精製および構造等については,引きつづき九州大学の近藤らによって検討されている。著者はハナズミ現象をペーパー・クロマトグラ7~ ーを用いて追究し,上記のフェノーノレ性物質が,そのchromogen であることを明らかにした。また, pH および金属イオンの影響を観察した結果, pH の増大によって顕著な変色を示し,金属イオンは関与しないことが判明した。さらに2, 3 の薬剤による脱色を試みたのでその結果を報告する。

スギ材の両端が特に変色する点は,おそらく伐採後,材中水分の蒸散にともない,水分移動が主として木口方向におこり, chromogen が水溶性であるため, 水とともに移動し木口付近において蓄積されて,その濃度が増加し,藤岡らめの推定した材中蛋白質の分解によるアンモニア,あるいは侵入した菌類によるかは明らかでないが, pH 価が増大して黒変がおこるためと考えられる。老齢木より製材した大径板に多くみられる点は,抽出成分の量が,一般に幼齢木に比べて組織の綴密な大径木に多く含まれる傾向があり, したがって, スギ材においても, chromogen 含有量が大きいためと恩われる。

スギ材の黒変現象については,なお多数の試料に対する検討が必要であり, pH 変動の原因, 変色機構その他究明すべき点が少なくない。

下記のサイトから抜粋しました。

詳しくは下記のサイトを御覧下さい。

http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I9219050-00

https://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/kanko/146-7.pdf

「ヨシのいえ」

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