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小さな霧よけ庇は何故取付る

「ヨシのいえ」北側です。

トリプルサッシ窓には、霧よけを丁寧に取り付けています。

昔の家には当たり前についていました霧よけですが、最近の家に取り付けている家は少なくなりました。

昔は、サッシの防水性能が悪かったので雨水から護るための役目だったと僕は思っています。現在のサッシは防水性能が上がったので、雨水を気にすることが無くなったこととコストダウンのために取付しなくなったと思っています。庇は、外壁を雨水や雪、氷から護るにはとても重要な役目をしますので「ヨシのいえ」では霧よけ庇をわざわざ取付しています。
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霧よけ庇も取り付けていますが、サッシ下に水切りも取付しています。
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小さな庇があると、夏の日射を遮る外付けブラインドや「よしず」など取付できます。

夏は簡単に日影をつくることが出来るのです。

パッシブデザインの一つですね。
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地窓(基礎すぐ上に取り付けした窓です)にも庇です。
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今後サッシは、外壁内部へ取り付け(サッシ枠断熱性能を考慮すると)していくのが主流になっていくとおもいます。

それでもこの小さな庇は雨の多い日本では(雪の降る地域はもっと)大きな効果を発揮し続けるものと考えています。

日本古来の伝統建築と最先端の世界中の木造建築技術を学ばせて頂きまして「ヨシのいえ」は進化し続けたいと思っています。

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