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気密処理はどこまでやったらいいのか?

当社では断熱工事をより重要度を高く施工しているのが気密処理です。
 
施工検査値のC値を0.1[cm²/㎡]切るように施工しているつもりはありませんが、普通に気密処理をしていると0.1を切って測定不能になることもあれば0.2になることもあります。
建物形やサッシの種類でも大きく数字が変わります。
施工検査値のC値が0.1[cm²/㎡]であっても、換気設備やエアコンいろいろな設備をつけて完工時気密検査を行うとこの数値より確実に数字が大きくなってしまいます。
 
いつも気密処理はどこまで簡略化できるかと考えており海外の施工方法などみているのですが、最終的にはやっぱり原理原則で考えていますと現時点での施工方法が最善なのかなと考えております。
 
知り合いの方からウレタン断熱材なので気密シートは施工していないと話を聞いたりすると、当社で施工しているのは無駄(絶対必要なのは理解しておりますが)なのではないだろうかと思うこともあります。そんな時に、YouTubeなど海外のサイトを調べたり見てみて納得して世界標準(先端の方)の気密処理施工方法と同じ考えと方法で施工をしているのを確認して少し安心するのでした。
 
こちらの動画は木造ではないのですが丁寧な気密処理施工の一部が紹介されています。
この製品は当社でも使用しているメーカーの製品でもあります。
気密処理は、丁寧に仕事をする職人の心がけが大切です。気密処理も防水処理も精度は同じように丁寧な仕事が肝心です。
 
一部はラフに施工して一部は丁寧に施工するということは現場で働いている職人さんにはなかなか出来ないのです。(自分で職人さんの現場の手伝いをしているときにそのように思いました)
 
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Pro Clima Tescon
 

もう一つの動画は、気化されたシール材で気密欠損のところをラッテクスシートのようなものになって穴を塞ぐ方法です。
気密処理の施工レベルが低い職人用に使用するものではないと説明しております。
シートで気密をするのが一番安全で長期間性能が維持出来ますが、このような製品もあります。
常に微振動がある木造であり、地震がある日本ではどの位の期間気密が維持できるかわかりませんが、製品は日進月歩で進化しております。
 
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Aero Barrier    aeroseal  

 
自分自身では、いったい気密処理はどこまでやったらいいのか?に対しての結論は、当たり前の施工方法で必要な部材を使用して普通にやるしかない。(そうすると完成時全ての設備を設置してC値が0.15〜0.4㎠/㎡になります)という結論になります。
 

ヨシのいえ

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