新居への一番の期待は低燃費で暖かいこと、それと明るさに満ちた空間であること。県外から転入する夫妻のために冬の雪対策も慎重に検討しました。
S邸の特徴のひとつは、窓や建具のレールや枠を埋め込み、極力段差ができないように線を揃えて光の広がりを阻むものを最小限にした空間設計です。そのうえ南側には開口部を大きく取り、道路に面した北側では極力閉じることで室内に明暗の差が生まれ広々とした天井の南側から北側に向けたきれいな光のグラデーションがつくられています。
さらに節のある無垢の松の床で木が本来持つ自然のゆらぎを空間に投影し、他の造作部分では控え目なシナ合板を用いることで動と静の対比をつくり、その均衡した様子が人にやすらぎを感じさせます。光と木に包まれるような居心地の住空間で夫妻の北国での暮らしが始まります。
敷地面積 242.07㎡(73.22坪) 延床面積 143.26㎡(43.33坪) 1階面積 91.09㎡(27.55坪) 2階面積 52.17㎡(15.78坪) 工法 木造在来軸組工法 基礎 ベタ基礎 断熱材 壁:高性能グラスウール16K t120mm 付加:高性能グラスウール16K t105mm 基礎:パフォームガード60mm+60mm 底盤:パフォームガード50mm 天井:セルロースファイバーt400mm |
屋根材 ガルバリウム鋼板 外装材 ガルバリウム鋼板、杉板(秋田杉) 内装材 塗装 床材 無垢(松) 開口部 樹脂サッシ Low-E トリプルガラス キッチン キッチンハウス バスルーム タカラスタンダード レラージュ 暖房 エアコン(電気) 竣工年月 2017/12 工期 約150日 |
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